ライオンズクラブとは

名の勝つは恥なり ライオンズの名称・紋章・標識

 ライオンズという名称については,1960年(昭和35年)創設者兼総幹事メルビン・ジョンズからの書簡で明らかです。
「ライオンズという名称は,動物のライオンによって表現される意味において,私が選んだものであります」
 ライオンズクラブが創設されたころは,ライオンズの名称を別な名称にしようとする運動が多かったそうです。1923年(大正12年)の国際大会で,当時の国際会長だったライオン・エドガー・S・ボートが,演説の中でこう言っています。
「ヌミディアの森に住む王君とか,ユダ族のたたえるライオンのことが,我が協会の性格の命名にあたって考慮されたという事実は全然ありません。その後の経験を見ても,我が協会の性格は名称とほとんど関係なく形成されたのであります。むしろ涙もろくも思いまどえる生みの親たちが付けたこの名前は,ことばのイメージとともに,多くの会員に不平不満なく受け入れられたというべきでしょう。“名の勝つは恥なり”男と生まれて名前に負けぬ努力をしたいものです」
 たしかに現在,ライオンズの名は先人たちの輝かしい実績によって世界に冠たる名前になっています。もう他のどんな名前を持ってきても,今の“ライオンズ〝に勝る名称はないといえます。
 さて,次は紋章のことです。2匹のライオンの頭部が,紋章の左右に分かれて配置されております。真ん中にはLの字,上部にライオンズ,下部にインタナショナルが英語で刻まれています。真ん中のLの字は,法(Law)自由(Liberty)労働(Labor)忠誠(Loyalty)愛(Love)生命(Live)そして,ライオン(Lion)を象徴しているということです。また2頭のライオンは,無償の行為があらゆる方向に向かって進むことを意味し,1頭は輝かしい過去の歴史を,他の1頭は未来の運動を見つめているという意味があるそうです。上部のライオンズという文字は協会を,下部のインタナショナルは国際的な協会であることを示しています。

 また,国際協会やクラブで使用される色は,紫色と金色に指定されています。紫色は,国家,友人,および自己自身の良心,さらに汚れなき心に常に忠実であることを意味し,金色は清廉な生き方,真摯な志,偏らない判断を惜しまないことを意味しているそうです。
(ライオンズ・スピリットより)



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